6月17日（土）、18日（日）の一泊二日の日程で、今年も無事に第75回富士山山開き登山を行いました。快晴の空の下、生徒9名、顧問3名、協力してくださるOB11名にて、天気に恵まれて、気持ち良く登ることができました。
高山病の心配もありましたが、全員で7合目の大陽館に到着。また、体力に自信のある数名で、朝のお散歩として、山頂まで登りました。
コロナ禍を明けて、4年振りの本格実施。この3年間は清掃登山の実施自体も中止せざるを得ず、何とか実施できないかを模索しながら、日帰りや5合目での宿泊と、規模を縮小して続けてきました。本校の大切な伝統行事であり、多くの関係者の力添えを得ながら、現在まで守り続けてきました。今回の山行では、そのやり甲斐を強く感じることができるものとなりました。
重い荷物だけでなく、集めた54.7kgものゴミをも背負っての下山は、生徒たちの顔を歪めさせました。そんな状況においても、美しい富士山を取り戻したいという熱い想いからなのか、生徒たちは下山中も腰を屈めながら、懸命にゴミ拾いをしてくれていました。
下山後、生徒たちからは「初めての日の出や綺麗な景色が素晴らしかった」「登りは大丈夫だったけど、下山が想像以上に辛かった」などの声がありました。今後もこのような活動を通じて、登山の素晴らしさだけではなく、環境問題にも目を向けられるような教育活動を行っていきたいと思います。